昨日、「訓練前キャリアコンサルティング」を受けた。
まずは、受けたい職業訓練についてハローワークに相談に行き、ハローワークとは別の民間や都道府県職員の団体が運営するキャリアコンサルティングへ電話で予約する。ハローワークの人が最初の相談で、「ここに電話して予約をしてくださいね」と教えてくれた。
前もって、ジョブカード(職務経歴シート、職業能力証明(免許・資格)シート、職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート、キャリアプランシート)を自分で作成しなければならない。
私の受けたい職業訓練はIT系で、訓練チラシに「ジョブカード対象」と記載していたので、訓練校入校申し込み前に一度キャリアコンサルティングを受けて、ジョブカードを一度作っておかなければならないものだった。その後、入校願書をハローワークからもらえる。
訓練を受けて良い人物かどうか、GOサインを出すのがキャリアコンサルティングの役目だと思った。
国がお金を出すのであればなおさらだ。受講者への待遇がとてもいいし、さらに講師にも時間とお金を出さなければならないから。生半可な動機では、なかなかキャリアコンサルティングも一度では終わらないし、ハローワークも入校願書はくれないと思う。
ということで、私もジョブカードを作成することになった。
しかし、なかなか難しい。
学習歴のシートは、履歴書の学歴のところであるが、その学校で学習した内容と、習得できたことも書かないといけない。
まず、高校の時は普通科だったし、部活でも何か賞を取ったことはないので、書くことに困る。大学も、ゼミで何をしたかなんて全く覚えていない。
何とか書いたが、本当に難しいし、自分は本当に中身無く学生生活を送っていたんだなぁ…と悲しくなった。
職歴のシートは職務経歴書の簡易版というところだろう。今までに3度は職務経歴書を作成しているから、ここはまあ”書き直し”という感じ。
最後のキャリアプランシートは、自己分析と今後の展望という感じ。これは、「ジョブカード作成支援ソフトウェア」というアプリのようなものをパソコンにインストールし、作成した。
最初の項目に、自分の「価値観、興味、関心事項等」「強味」と書いてあったので、最初から難しいことを聞くなぁと思ったが、その作成支援ソフトで、記入補助みたいな、興味関心があることはどれですか?みたいな自分の診断をして、それをまとめて書いてみましょう。というのがあったので、それを使って何とか書くことができた。
「将来取り組みたい仕事や働き方」と「これから取り組むこと」に関しては、私は明確なものがあったため、すらすら書けた。
一度自分で完成させたら、キャリアコンサルティング予約日に持っていく。
予約当日、一応記入例を見ながら書いてみたが、あまり自信がなかったため、けっこう時間がかかるだろうと覚悟して行った。
担当の方が来て挨拶を済ませ、キャリアコンサルティングについて丁寧に説明してくれた。
「ジョブカードは、適当に書けばいいというものじゃありませんからね。しっかり事実を書くんです。分からないから空欄でいっか~じゃいけませんよ。それではいつまでたってもコンサルが終わりません。今日も予約が朝から夕方までぎっしり詰まっています。分からないところがあるときは、ココに電話で聞いてくださいね。……それでは、コンサルを始めますね。」
と、優しく、厳しめに言われたのでめちゃくちゃ緊張した。うわ、私のは大丈夫か…??めちゃくちゃに怒られそう…。

しかし、いざ始まってみると、なぜだか、色々褒めてくれた。
「おお!ちゃんと事実を書けていますね~!」
「この書き方はとてもいいですよ~!」
「いろいろな人がいて、全然書き方がなってない人もいるので、あなたのはとてもやりやすいです~!」
めちゃくちゃ褒めてくれるやん!!!!!
もし、言い回しが良くないことがあったら、
「ここは、こうこうこういう感じで書いてくださいね~!これは言わば、会社の採用担当の人が見る書類と考えて!見た人が、この人はこれを習得したんだ、こんなことができるんだ、とわかるように書きましょうね~!」
と、めちゃくちゃわかりやすく、的確に、しかも優しくアドバイスしてくれた。

「この職業訓練を受ける動機は何ですか~?」と聞かれ、まさか聞かれると思っていなかったから、しどろもどろで答えたら、「あ~!こうこうで、こうこうでこうこうだったから、受けたいと思ったということですね~!しっかりした志望動機ですね~!」私のつたない言葉と感情を瞬時に読み取って、私の気持ちを代弁しつつ、さらに褒めてくれた!!
すごい…私もそうなりたい…。
なんとかコンサルは時間内に無事終わり、私が言葉にできなかったことも具現化してくれたし、とても良かった。
緊張したけど、キャリアコンサルティング受けて本当に良かった!!
無事、ハローワークから入校願書をもらえたので、今から書く。頑張る。
コメント